交通事故後はまず病院へ|診断後に整骨院を併用する流れと注意点

2026.05.28

交通事故後はまず病院へ|診断後に整骨院を併用する流れと注意点

交通事故に遭った直後は、痛みが軽くても油断できません。あとから首や腰の痛み、しびれ、頭痛などが出てくることがあるため、まずは病院で診察を受けることが大切です。

直後は神経も興奮している為、痛みを感じにくくなっているものですが、その興奮は翌日には冷め徐々に痛みが強くなってくるものです。事故の大きさにもよりますが、だいたい事故後2〜3週間は痛みが変動します。

病院と、交通事故対応に慣れた整骨院を併用する方法もあります。この記事では、交通事故後に病院へ行く流れ、整骨院との違い、通院時の注意点、保険手続きのポイントまでわかりやすく解説します。

交通事故後にまず病院へ行くべき理由

交通事故後は、見た目には大きなけががなくても、体の中に影響が出ていることがあります。特にむち打ち症や打撲、捻挫は、事故当日よりも翌日以降に痛みが強くなるケースが少なくありません。

そのため、自己判断で様子を見るのではなく、まずは病院で診察を受けることが重要です。整形外科などで状態を確認しておくことで、けがの原因や重症度を把握しやすくなり、今後の治療方針も立てやすくなります。

交通事故で受診するのは何科?

交通事故で体を痛めた場合は、基本的に整形外科の受診が優先されます。骨、関節、筋肉、神経の状態を医師が確認し、必要に応じてレントゲンやMRIなどの検査を受けられるためです。

頭を強く打った場合や、頭痛、めまい、吐き気などの症状がある場合は、脳神経外科の受診も検討してください。症状によっては、内科、耳鼻科、眼科などの診察が必要になることもあります。

交通事故後の受診の流れ

交通事故後は、次の流れで対応するとスムーズです。

1、安全を確保し、二次被害を防ぐ

2、警察へ連絡する

3、相手の連絡先や事故状況を記録する

4、病院・整骨院を受診して診断を受ける

5、保険会社へ事故の連絡をする

受診は10日以内が望ましいです。
交通事故に慣れている先生ならば、様々な検査をもとに適切な診断をされますが、中には問診のみで診断書を書いてしまう先生もいます。
基本的には、診断書通りにリハビリすることになりますので、診断書に記載のない所(例えば腰や膝など)が後から痛くなっても、交通事故による怪我と認められずリハビリ対象にならないことがあります。
ですので、痛みが多少なりとも感じられる場合は、しっかりと報告し診断書に記載があるか確認されると良いでしょう。

*ご希望があれば、当院から紹介致します

病院と整骨院の違い

病院と整骨院は、役割が異なります。病院では、医師が診察・検査・診断を行います。整骨院では、柔道整復師が筋肉や関節の不調に対して施術を行います。

交通事故後は、まず病院で診断を受け、そのうえで症状や生活状況に応じて整骨院を併用する流れが一般的です。病院で状態を確認しておくことで、整骨院での施術方針も立てやすくなります。

整骨院を併用するメリット

病院で診断を受けたあとに整骨院を併用することで、次のようなメリットが期待できます。

  • 首や腰のこわばりへの継続的なケアが受けやすい

  • 日常生活での動かしにくさに対応しやすい

  • 通いやすい環境で施術を続けやすい

  • 症状の変化を相談しながら進めやすい

特に、仕事や家事で体を動かす機会が多い方は、病院での診断と整骨院での継続ケアを組み合わせることで、通院の負担を分散しやすくなります。

交通事故に対応した整骨院の選び方

整骨院を選ぶときは、交通事故対応の経験があるかどうかを確認しましょう。事故後の通院では、体のケアだけでなく、保険会社とのやり取りや通院記録の管理も重要になります。

次の点をチェックすると安心です。

  • 交通事故の相談に対応しているか

  • 症状や通院頻度について丁寧に説明してくれるか

  • 病院との併用について相談できるか

  • 通いやすい場所にあるか

  • 保険手続きについて案内があるか

交通事故後は、通院を継続しやすい環境を選ぶことが大切です。説明がわかりやすく、不安を相談しやすい整骨院であれば、治療を続けやすくなります。

交通事故後に注意したいこと

事故後は、痛みが軽くても受診を後回しにしないことが大切です。受診が遅れると、事故との関連がわかりにくくなる場合があります。

また、自己判断で通院を中断しないことも重要です。症状は時間の経過とともに変わることがあるため、医師や施術者の指示に従って通院を続けましょう。

保険会社への連絡や書類の確認も、早めに行っておくと安心です。わからないことがあれば、病院だけでなく、整骨院でも相談しながら進めるとスムーズです。

交通事故の治療費と慰謝料の注意点

交通事故では、治療費や慰謝料の扱いが気になる方も多いでしょう。治療費は、受診内容や通院の実態によって扱いが変わることがあります。

慰謝料は、通院日数や治療期間、症状の程度などが判断材料になります。そのため、受診日や症状の変化を記録しておくことが大切です。記録があると、説明や手続きがしやすくなります。

ただし、保険の適用や補償の範囲は、事故の状況や契約内容によって異なります。気になる点は、保険会社へ早めに確認しておくと安心です。

 

よくある質問

交通事故後、病院にはいつ行けばよいですか?

できるだけ早く受診することが大切です。当日または翌日には診察を受けるのが理想です。

整骨院だけに通ってもよいですか?

症状や状況によりますが、まずは病院で診断を受けることが基本です。そのうえで、必要に応じて整骨院を併用する流れがおすすめです。

痛みが軽くても受診したほうがよいですか?

はい。交通事故後は、あとから症状が出ることがあるため、軽い痛みでも受診をおすすめします。

まとめ

交通事故後は、まず病院で診断を受けることが大切です。そのうえで、症状の経過や生活のしづらさに応じて、整骨院を併用することで通院を続けやすくなります。

当院では、交通事故後の通院についてもご相談を受け付けています。病院で診断を受けたあと、首や腰の痛み、動かしにくさなどでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

参考文献

  • 国土交通省「交通事故被害者ノート」
    https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03safety/accident_note.html

  • 警察庁「交通事故の発生状況」
    https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/

  • 日本整形外科学会「むち打ち損傷(頚椎捻挫)」に関する解説
    https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_sprain.html

  • 厚生労働省「柔道整復師の業務について」
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000110182.html

  • 日本損害保険協会「交通事故と保険の基礎知識」
    https://www.sonpo.or.jp/

  • 自賠責保険(国土交通省)
    https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/jibaiseki.html