施術を受けられた方へ
はじめに
「改善」は食事・運動・睡眠によって成されます。
しかし、その前の問いがあります
食事は、どのような食事を摂ると良いのか?
睡眠は、どのような睡眠が良いのか?
運動は、どんな動かし方が良いのか?
食事・睡眠に「質」がある様に、運動にも「動き方の質」があります。
身体が適切に機能していれば、いくら動いても疲れるだけですが、身体が適切に機能しない状態で動き続けると怪我をしてしまいます。
当院でお渡ししている愛知医科大学疼痛緩和外科の資料であります様に、「動く」ことの精度が痛みに関与しています。
「どんな運動が良いか」ではありません。
「どんな身体で在るか」が最も大事です。
本来自分の持つ機能が発揮され、身体を適切に制御できる状態に在る時、身体は安定します。
適切に機能する状態ならば、どんな運動をしても身体には良いフィードバックが得られます。
「適切な休養をとり回復を待つことが必要な時期」と「動ける身体へと変容させる準備が必要な時期」があります。ご自身の状態に合わせて、盤石な土台づくりを応援します。
「適切に動ける身体」とは、身体が適切に機能し「中心が確立」された状態
神経が健全に働き、身体がバランスよく働いている状態になると各関節の位置が安定し、身体の中心も安定します。
身体の中心が安定している状態は、全体的に適度な緊張を保つ事で「良い姿勢」がつくられ、各関節の中心が安定し、適切な動作が生まれます。
身体の中心が不安定という状態は、全体の調和した緊張が崩れた為に、「弛緩と過緊張」によって補完している状態です。
例えば猫背は、「首周囲の過緊張」と「横隔膜・骨盤底筋の弛緩」が同時に起きている状態です。
ざっくり言うと、横隔膜が弛緩していると、肩を持ち上げて呼吸する様になります。また、骨盤底筋が弛緩すると骨盤が後傾してしまい、首を前傾させることでバランスを取ろうとします。それぞれ、適切な緊張を保てないゆえに、首周囲の筋肉を過緊張させることで代償しています。身体全体がバランスよく適切な緊張が保てないと、どこかに負担が生まれ姿勢が崩れてしまいます。
また、各関節が不安定ならば関節運動が適切に出来ず、骨・軟骨・靭帯が少しづつ侵食されて摩耗し、筋肉に不均衡な負荷がかかります。
その結果、ヘルニア・脊柱管狭窄症・四十肩五十肩・テニス肘・野球肘・変形性膝関節症など、身体が拘縮・変形します。
つまり、「悪くなる」前に、「身体が適切に機能していない状態」があります。
ベクトルの向きが悪ければ、やはり悪化します。
良い状態になっていれば、動かすほど身体は適応力を向上させ、健全性を開花させます
「動かし方」は、「自分」という認識をした「形」を動かす
身体は、「感覚」を通して「自分の輪郭」を認知し、「動かし方」を学習します。
赤ちゃんは「指しゃぶり」などで「自分の手」の認知し、試行錯誤しながら動かし方を覚えます。スポーツ技能も「自分の形」を再認知し、試行錯誤しながら「最善のパフォーマンスを産む形」へと変化し上達します。
自己認知と動作(行動)のベクトルが同じ方向に在る時、適切な自己変容が起こるように出来ています。
「自分」の認知が不明瞭ならば適切に動かすことが出来ず、「痛み・不調」を生みます。
投薬や手術・電気治療などで、化学的な変化により「痛み・不調」を打ち消したとしても、認知と動作の歪みが改善される訳ではありません。そのため一次処置としては有効な場合はあるものの、様々な不調を先送りすることになります。
「自己」の存在は、「身体感覚」を通して認知します。「自己の存在」をより明確にしていくということは中心を明らかにしていくということです。重力を感じ、重心を感じ、力の移動・身体の移動を感じ、それに合わせた動作が作られます。
当院では、最も大切な身体感覚の起点となる「身体の中心」をつくる矯正を施しています。
身体は神経によって制御されている為、全身の神経が働くことで全身が活動している状態になります。すると、左右の足・骨盤・肩甲骨・頭の位置が安定し「身体の中心」が確立します。この状態を各関節・筋肉で記憶していきます。
身体に「適切な中心感覚」という確かな安定土台を作り、適応する力を養う。そんな身体づくりをする整骨院です。健全など真ん中をつくって参りましょう
<身体の3つの基本原則>
1、身体は、神経回路を介してコントロールされている
運動神経、感覚神経、自律神経など身体には無数の神経があります。それらの神経は刺激によって結びつき、一繋がりの「神経回路」を作ります。
この神経回路によって、身体は制御されています。
不具合を起こす神経回路が発達してしまうと、身体が歪み不調を起こします。
健全な神経回路が発達すれば、適切に制御された姿勢・動作が生まれます。
健全な神経回路から生み出された姿勢・動作は、最も故障が起こらず、且つ自律神経や内分泌が最も適切に働きやすい状態なので「痛み・不調」が発生しにくいのです。
スポーツ動作も日常生活動作も、「動き方」が綺麗なほど不具合が発生しにくく、高いパフォーマンスを発揮します
2、「神経回路」は反復刺激によって強化され、刺激が無くなれば消失する。
施術では、不具合を起こした神経回路を、適切な神経回路へと矯正していきます。
健全な身体環境が整い、適切な身体活動を行うことで「健康」な状態が作られます
つまり「良い状態」にしてから「良い動き」をすることで、「健康」になります。
*ちなみに組織損傷(怪我)がある場合には、「炎症反応による痛み」が出ます。これは組織の修復の為に起きる反応ですので、安静が必要です。
*矯正後、筋肉痛や攣ることがありますので、最大可動域でゆっくり動かしてください。
3、負荷をかけると成長する。〜過負荷の原則〜
身体は負荷によって成長します。
筋トレは筋肉に負荷をかけますが、神経の負荷は「操作すること(動かすこと)や感じること」です。
・使ったことがない筋肉を動かすこと。
・自分の中心を明確にすること。
など、自分自身(内部感覚)に意識を集中することが神経への負荷になります。
身体感覚が不明瞭な所は適切に動かすことが出来ません。身体の「自己所有感」や「自己操作感」を明らかにしてくことで、発達する神経回路が変化します。新しい神経回路ができると、そこにつながる新しい組織が、古い細胞と置き換わります。このような代謝が繰り返されることで新しい身体へと変容します。
*神経回路を新しく作る為には、刺激と体力と栄養が必要です。

