足首の痛み

足首の痛み(捻挫・足首不安定症)でお悩みの方

・足首が痛い

・足首がぐらぐらする

・足首の歪みが気になる

・膝や腰が時々痛くなる

・片側だけ不調が起こる

・片側だけ怪我が多い

 

「足首の痛み」について

足首の痛みは、「捻挫」か「足首不安定症」が多いです。

前半は「捻挫」について、後半は「足首不安定症」について記します。ご自身の症状に合わせてご覧ください

捻挫について

捻挫の原因

捻る。

捻挫の改善法

固定する。腫れや内出血があるようでしたら、お風呂は控えた方が良いでしょう。

・捻挫の豆知識1、施術法は固定

捻挫は足を捻ったことで、靭帯や周辺の筋肉が損傷したものです。”損傷”は、固定した方が治りが早いです。固定は、包帯・テーピング・装具がありますが、損傷の程度等によって固定法が異なります。

スポーツ選手など、休む環境がない方は整形外科受診の後、当院にご相談ください。矯正した方が、早く治ります。

休む環境がある方は、お近くの整形外科がお勧めします。(*整形外科の紹介をご希望の方は、当院へご連絡ください)

・捻挫の豆知識2、検査機器が充実している整形外科がおすすめ

靭帯損傷の検査には、エコーなどを使います。また、損傷の程度によってレントゲン検査が必要となります。その場合、整形外科でしか出来ません。

一般的に、エコーやレントゲンなどの「画像検査」の精度は整形外科が優れています

・捻挫の豆知識3、捻挫は固定を外した後が大切

固定期間や固定の種類は、損傷の程度などによって変わります。

整形外科の場合、リハビリテーション科で柔道整復師がいれば「固定」については問題が無いと思います。救急病院などでは柔道整復師がいない場合もありますので、一次処置の後、専門の病院へと再受診されることをお勧めします。

リハビリ施設の整った病院であれば、固定の良し悪しで捻挫の治癒が変わることはほぼありません。また、捻挫の程度によっては、固定を外してからも痛みはあります

痛みがあってもリハビリを優先させた方が良い場合もありますので、主治医の相談しながらリハビリ計画を立てることになります。

*捻挫で痛みがあっても、リハビリを優先した方が良い理由

「身体の動かし方」は学習によって身につきます。歩き方や立ち方は、自然に獲得するものでもあると同時に、学習によっても獲得されます。その為、歩き方や立ち方に問題があると、ゆくゆく腰痛や膝痛など様々な不定愁訴になります。

捻挫などの「痛み」があると、その痛みを庇うため、歩き方・立ち方が変わってしまうことがあります。このような問題を防ぐ為に、痛みがあるうちからリハビリを開始することがあります。

足首不安定症による足の痛みについて

足首不安定症の原因

「足」は26個の骨でできています。それらの骨は靭帯で結合され、筋肉で細かな動きが出来るようについています。捻挫など怪我により靭帯が弱くなると、足を構成する骨が不安定になってしまいます。

これが「足首不安定症」です

また、はっきりとした「捻挫」が無くても、足首が不安定な方もいます。足首は身体の支持基盤となるため、不安定だと様々な弊害が出ます。

足首不安定症の改善法

「足」を矯正し、適切に身体を支持できるようにします。適切な状態にして、適切な動きを学習することで、アーチが形成されます。

その結果、「足」と「脛」が安定した位置関係で働くようになります

足首不安定症のセルフケア

「立法骨」と「内側楔状骨」を自分の手で動かしてください。

立法骨と舟状骨

この二つの骨は、足の形(アーチ)を安定させる上で要になります。手で動かすことにより、骨への刺激になります。

段階的セルフケア

日常的に心がけていただきたいことは、「足裏への刺激」です。「足」には26個骨があり、それぞれの骨が動くことで本来の機能を発揮します。

「歩く・走る」など、石ころや土・砂による凸凹や傾斜がある所でも動けるように設計されています。

このような多様な環境下で「足」を使うことで、骨と筋肉が動かされ健全な機能を保つことが出来ます。現代社会のように、「ほとんど平坦」な場所で生活していると、足本来の機能が低下してしまいます。

臨床上、自覚症状がなくとも、ほとんどの人が足に問題を抱えています。なので、自然に近い環境で「足」を使うよう心がけてください。例えば、足裏が薄い草履などを履いたり、土の上は裸足で歩くなどです。

*段階的に、痛めない範囲で行なってください