シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

シンスプリントでお悩みの方

スネが痛い

・ふくらはぎがパンパンに張る

・扁平足、もしくは膝の角度がおかしい

・病院で骨膜炎と言われた

 

シンスプリントの原因

シンスプリントは、ランニング・ジャンプ・ターン・ストップなどの反復動作で起きることが多いです。

強度な反復動作によって、脛骨(すねの骨)に負担がかかり炎症を起こしてしまうのがシンスプリントです。その為、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。

しかし、強度が高いからシンスプリントになるとは限りません

強度の高いトレーニングをしても、シンスプリントにならない人もいます。「なる人」と「ならない人」の大きな違いは、運動量のみならず「筋肉の過緊張」にもあります。

脛骨(すね)についている筋肉が過度な緊張を引き起こすと、脛の骨を牽引してしまい、炎症を起こすのです。なので当院では、過剰な「緊張」を抑制し、適度に「脱力」出来る状態を身体で覚えてもらいます。

 

シンスプリントの当院の施術法

筋肉が脱力が出来るように矯正します。

筋肉を支配しているのは神経ですが、この神経は骨を伝っています。ですので、骨伝導によって問題を起こしている神経に刺激を入れていきます。

次に、「動かす練習」の一環として、最小限の力で足首をコントロールする練習が有効です。下記「セルフケア」をご覧ください。

 

シンスプリントのセルフケア

セルフケアとは「自分の思う様に身体を動かすこと」になります。
その練習は実にシンプルで、
・「脱力」
・「緊張(力をいれる)」
この組み合わせを上手く出来る様することです。脛骨(すね)に付く筋肉は足首の筋肉と筋膜で連結しています。したがって、

・足先で「円を描く」

などの基本動作の確認からされると良いでしょう。
足首を「出来るだけゆっくり、且つ、出来るだけ真円に」回してみてください。「早く動いてしまう所」「カクカク動いてしまう所」があるかと思います。
そこは、適切に「脱力」と「緊張」の組み合わせが出来ない所です。この様な「コントロール」こそが神経の働きです

「パワーを出す」というのは、「筋肉」の強さの問題ですが「コントロールする」というのは、「神経」の問題になります

シンスプリントの方は、過剰な緊張により脛骨(すねの骨)を牽引してしまう事が問題なので、「緊張」をコントロールする練習が必要です。

「筋力トレーニング」は筋肉に負荷をかけることで成長しますが、「神経のトレーニング」は身体操作の難易度を上げることで成長します。
緊張と脱力を適切にコントロールできる状態になることで、脛骨(すねの骨)へのストレスを軽減させ、シンスプリントの克服を目指します

 

身体の操作が上手くなると、スポーツも上手くなる

スポーツも含めて「身体操作」とは、練習して獲得する技能です。なので、足首を動かす動作も適切にコントロールする練習が必要です。

スポーツは「筋力」が強いほど有利ですが、適切にコントロールできないと怪我につながります。この「適切なコントロール」をするために

「状況判断」

「必要最小限の筋力発揮」

なども含めた総合的な身体機能が必要です。これらを統合し、最良の動作パターンを構築していくこと「スポーツ技能」です。その結果、無駄な力が入らない為、疲れにくく「故障」も少なくなります。

また、スポーツにおけるスタミナは、単純な有酸素能力だけではありません。身体操作のレベルが高くなれば、エネルギーロスが少ないのです。

プロや体重別のスポーツ選手になると、筋力(パワー)に差はあまりありません。それよりも身体操作レベルや状況判断力に差が出るのです。
この身体操作のレベルとは、基本動作になります。基本のレベルが高いほど、スポーツ技能が高くなります。
そして「状況判断」というのは、身体出力の決定から試合運びなどの戦術や戦略にも関わります。つまり、自分とは違う視座が必要です。これが監督やコーチ、私の様なコンディショニングトレーナーの役割となります。

繰り返しますが、基本動作の精度が高いほど、スポーツは上達します。まずは足首の基本動作を徹底してみてください

宇都宮市でシンスプリントでお悩みの方は、「整骨院・整体院来恩Lion」にご相談ください。