症例
症例
*経過観察の結果、ご本人への補足説明サイトになります。その為、ご本人以外は分かりづらいかと思います。ご了承ください
ファイル1
腰痛、臀部、しびれ。来月渡米
<検査傾向>
右距骨、左立方骨の機能低下、左恥骨下方変位
腰椎:5・4・2番左回旋変位、胸椎:12・8・6・4・1番左回旋変位、頚椎:7・5番左回旋変位、後頭骨:上方・左側方変位
<解説>
1、それぞれの運動単位となる腰部・胸部・頚部が左がうまく機能していないという状態が見られます
2、左の脚が内股気味になりやすく、内旋している傾向があります。そのため恥骨が左足と近づき、右脚が恥骨から離れるベクトルが働いている状態です
3、後頭骨の変位も見られるため、相当に負荷をかけて運動パターンが形成してきたか、噛み合わせ等にも問題がある可能性があります
4、下肢の神経機能を改善した状態においても、腰部にエラーが見られたため、何らかの病変及びやや強い機能的な問題が考えられます
<対策>
*何らかの病変が認められる場合、病院で特定する必要があります。病変がある場合、進行度や炎症期の有無よって、必要な処置が変わってきます。
炎症や手術の必要性も無い前提で、長期にわたって日常生活で心がけた方が良いことを中心に書きます
<長期プラン>
基本的に左の機能的な問題が考えられます。
左が上手く動かないから左に問題が出る場合と、左を庇うために右に症状が出る場合もあります。ざっくり言うと、時間が経つほど反対側に症状が出やすくなります。これは脳機能の出力に差が出来るためです。
現状、左右の中心バランスが歪んでいる状態です。この歪みは、「自分が中心だと感じている」感覚そのものが歪んでいると考えられます。
これらの感覚の歪みの起点は、おそらく足首の関節や膝かと思われます。既往歴に捻挫があるため、感覚が鈍麻している可能性があります。身体は感覚が鈍麻していると、適切に動かすことが出来ません。
そのため、足の指も含めて左右差がある所を探してください。鈍麻している所があれば、さする・押す・など色々な刺激を入れてみてください
刺激の入力をした後に、次は動かす練習をします
「動き」は、自分の意思の通りに制御する練習になります。例えば、以前お伝えした左右の足を縦方向に並べて立つ練習です。これは、足の感覚を使って「自分の重さ」を感じ取り、倒れない様に「適切に力を出す」という練習になります。
もう一つは、壁を使って足を上げる練習です
これは親指側と小指側の足の筋肉を使うことで、適切な力の入れ方を覚え足のアーチをつくるエクササイズになります。
短期で痛みを取る場合は局所の処置になりますが、長期で良い状態に保つことを考えた場合、足元の土台から安定させる必要があります。
足の上に骨盤があり、骨盤の上に背骨を介して腰部・肩部・頭がくるので、下半身の安定は体調に大きく影響します
<中期プラン>
まだ検査していませんが、斜位の問題があると思います。効き目の強度によって交感神経の左右差が生まれますので、目を閉じた状態でも様々なエクササイズ(ストレッチ・ヨガ・トレーニング)ができる様にした方が良いです。
*人は視覚・前庭覚・体制感覚から様々な情報を得た上で、身体を動かしています。これらの感覚の中でも、体性感覚や前庭覚から得られる情報で身体のバランスが保てる状態を構築するため、視覚情報を遮断して身体を動かします

